小池百合子東京都知事、丸川珠代オリンピック担当大臣、蓮舫立憲民主党代表代行……。彼女たちの共通項は、ずばりキャスターやアナウンサー出身ということ。
こういった、キャスターやアナウンサーの女性政治家は以前から多い。なぜなのか?
小池百合子に蓮舫、“アナウンサー出身”の「女性政治家」はなぜ多い?を徹底検証 | 週刊女性PRIME日本の女性議員の割合は、世界191か国中なんと166位。その中でも、目立つ存在がアナウンサーやキャスター出身者です。どうして多いの? なぜ政治家になるの? 実力は? センスは? 識者の見解から検証しました。
東京都知事を務める小池百合子氏、オリンピック担当大臣を務める丸川珠代氏、そして、立憲民主党で代表代行を務める蓮舫氏、いずれもキャスター経験があったり、アナウンサーを務めたりする人たちです。元々アナウンサーだった人が政治家になるケースは昔からありますが、そもそも女子アナやキャスターを務めた人がなぜ政治家を目指すのか、そして、重宝されるのかは誰もが不思議に思う部分ではないでしょうか。
キャスターアナウンサー出身だからこそのスキル
日本で政治家をやる場合、選挙区にある駅で辻立ちを行う、支援者たちの元へ出向くなど色々なことをやって選挙に勝つ必要があります。しかし、キャスターやアナウンサーは既に全国区であり、わざわざそんなことをする必要はありません。丸川氏や蓮舫氏のように東京選挙区選出の参議院議員であれば、もっと効率的なやり方があります。それが街頭演説です。この街頭演説をする際に、キャスターやアナウンサーとして培ったスキルが大いに役立つというわけです。通りのいい声、滑舌はキャスターやアナウンサーの生命線です。これは政治家にも言える話で、だからこそ政治家に向いているというわけですが、それは単に声だけの部分です。
重要な仕事は与えられない?
女子アナが政治家になったとしても、重要なポジションは与えられず、お飾り的なポジションしか与えられないのではないかと考える専門家が少なくありません。重要な仕事というのは党三役のポジション、主要大臣のポストなどですが、これらのポジションに女性が収まるケースは少なく、一度そのポジションについても発展性が見られないのが特徴的です。いわば単発的にその仕事をこなすことはあっても、次にさらに大きな仕事を任される可能性は少ないのが現実です。
女性初の総理大臣は誰か
小池百合子氏を始め、多くの女性政治家に対して女性初の総理大臣への期待が高まっています。しかし、現状はなかなか女性初の総理大臣に抜擢される可能性は少ないのが実情です。それは女性が劣っているからではなく、現状やや偏った考えを持つ女性政治家が多いことが言えるからです。蓮舫氏は与党時代に高圧的な姿勢が反感を生み、小池百合子氏は目立ちたがりなど、色々なマイナス部分がクローズアップされやすくなっており、それを乗り越えられるかが焦点になりそうです。
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