内藤大臣を引っ張っていったIT政策

大臣

今では当たり前のようにIT化が進み、テレワークで簡単に仕事が行える時代を迎え、新型コロナウイルスの影響下でも経済活動が滞らずに済んでいます。2010年前後、このIT化がまだまだ道半ばだった時代に副大臣を務めていたのが内藤大臣です。

内藤大臣の経歴

内藤大臣は1964年1月29日生まれで、愛知県岡崎市出身の57歳です。東京大学理学部から東京大学院に進学し、修了後はNTTに入社します。その間もコロンビア大学の大学院でも学び、初めて選挙に出たのは1997年東京都議選です。しかし、この時は次点で落選をしてしまいます。元々NTT労働組合の一員だったため、情報労連の候補として1998年の参院選に比例代表で立候補し初当選を果たしました。

2009年、所属していた民主党が衆議院で過半数を握ったことで政権を獲得、内藤大臣は鳩山内閣において総務副大臣を務めることになります。総務副大臣となった内藤大臣は、ICTの利活用に乗り出します。当時、ICTの利活用を考える際、画期的な策を打ち出せず、他の省庁の動きが非常に鈍い時期もありました。内藤大臣は、当時の内閣全体で共感できる目標を作り上げたいと考えるようになります。

2010年4月、この当時に出たのがiPadで、iPhoneもこの時期に普及をし始めています。ガラケーという言葉がまだ出てこなかったり、スマートフォンは小型パソコンのようなものだと言われたりする中、内藤大臣は当時のインタビューで電子書籍の推進を行うことを明らかにしています。この年の参院選で内藤大臣は引退しますが、わずか10年ほど前までIT化はそこまで進んでいなかったことを示し、内藤大臣などの尽力で今のIT環境があるといってもいいでしょう。この10年後、どんな未来が待っているのか、期待せずにはいられません。

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