穐田誉輝、ロコガイド社長の年収、経歴など徹底解明します

社長

皆さんは、ウォーレン・バフェット氏をご存じでしょうか?バフェット氏はアメリカの投資かであり、世界最大の投資会社バークシャー・ハサウェイで筆頭株主を務めるなど、投資の神様としても知られています。その投資の神様はいくつかの名言を残しており、その1つ1つは投資家はもちろん、経営者にとっても心に突き刺さるものばかりです。実は、バフェット氏が残してきた名言は、現在くふうカンパニーやロコガイドで会長、代表取締役として活躍する穐田誉輝さんの経営者人生にもつながってくるものが目立ちます。バフェット氏が残した言葉と穐田誉輝さんの経営者人生を比較します。

 

理解できないビジネスに投資しない

バフェット氏は、基本的に自分が理解できるビジネスに投資を行うものの、自分が理解できないビジネスに関してはほとんど投資を行わなかったことでも知られています。これは儲かるかもしれないと何も知らずに投資をしているわけではなく、なぜこの分野で儲けることができるのかを理解し、その上で儲かるか儲からないかを判断して投資を行います。そこでバフェット氏は、自分に理解できないビジネスに投資をしないことを公言してきました。

一方、穐田誉輝さんの経営者人生を見ていくと、数多くの事業に手を付けながら、実はどれも同じような事業であることがわかります。穐田誉輝さんは1969年に生まれ、1993年に青山学院大学を卒業すると、ジャフコ、ジャック・ホールディングスなどを経て、ベンチャーキャピタルを立ち上げます。その中で2000年にカカクコムへの出資を行い、代表取締役に就任し、東証マザーズや東証一部への指定替えまで行いました。穐田誉輝さんは、カカクコム時代に、「消費者として欲しいものを届けていく」という考えを持っていました。元々、価格.comというサービスで価格の比較や口コミ情報などを展開し、多くの支持を集めており、そのやり方に魅力を感じたために出資を行い、最終的に自らが買収する形で経営に参加し、大きな成功をおさめます。のちに登場するクックパッドやロコガイド、くふうカンパニーの各種サービスも、消費者として欲しいものを届けていくという精神によって運営されてきたといっても過言ではありません。

バフェット氏の投資原則は、穐田誉輝さんの行動原則と全く同じと言っても過言ではなく、成功する経営者の条件として考えるべきでしょう。穐田誉輝さんもエンジェル投資家として、様々な事業に出資を行っています。その中の1つが株式会社カラダノートへの出資です。この時、朝食を2回食べただけで4千万円の出資を行い、しかも、事業計画書などを見ず、社長の人柄だけで出資を決断したそうです。その時、穐田誉輝さんは、先ほどの行動原則で出資を決めています。経営者、出資者として様々なアドバイスをカラダノートに送り続けた結果、カラダノートは2020年に株式上場を果たします。上場当時、株主として2番目に株を多く持っていた穐田誉輝さんは20億円近い時価総額の株を手にし、その株のほとんどを売却しています。出資額の50倍になったわけですから、まさにバフェット氏の投資原則そのものです。

価値はあなたが払い、価値はあなたが得る

大きく儲けることができるということは特別な何かを持っているのではないか、素晴らしいスキルを有しているのではないかと考えがちですが、実際のところ、バフェット氏はシンプルな投資哲学を持っており、特別な考え方ではなく、誰しもが実行しやすい考え方です。その中の1つに、「価格はあなたが払うもの。価値はあなたが得るもの。」という言葉があります。例えば、海の家に遊びに行った際、どう考えてもインスタントラーメンなのに、バカ高い料金を請求するケースに遭遇した方がいるかと思います。なぜバカ高いかと思うか、それはインスタントラーメンに価値を全く見出していないからです。一方、本格的な海の家ではしっかりとラーメンを作り、それを提供しているところもあります。すると、これならば十分な値段であり、海の家のラーメンにしては立派だと感じます。つまり、お金を払うことで得られる価値によって、得なのか損なのかを判断するべきだとバフェット氏は考えます。会社の価値と会社の価格の関係性を考慮し、売却するか、持ち続けるかの判断をしていかなければならないわけです。

カラダノートに出資をしていた穐田誉輝さんは、4000万円で出資を行い、約100万株を手にしていました。株式上場が決まり、実際に上場された瞬間、持っていた株をほとんど売却し、話題を集めています。なぜそのような行動に出たのか、穐田誉輝さんの口から説明があったわけではありませんが、穐田誉輝さんが考えていたカラダノートの価値、そして、カラダノートにつけられた価格で売却を決断したと考えるべきでしょう。ドライに経営判断を行うことでも知られる穐田誉輝さんにとって、カラダノートがこれ以上の成長を見せることはないのではないかと判断した可能性が考えられます。

日本人の感覚として、穐田誉輝さんのようにドライな決断をすることは、冷徹な印象を与えるかもしれません。しかし、バフェット氏が考える投資原則からみれば、穐田誉輝さんの判断は何1つ間違っているものではないわけです。

喜んでいる顧客がいるような事業が失敗していることはない

90歳を過ぎても現役の投資家として活動し続けるバフェット氏ですが、日本企業へのアドバイスとして、顧客に焦点を当ててほしいと注文を出しています。会社を愛してくれる顧客。会社に満足する顧客がいればその事業はうまくいくとバフェット氏は考えています。そのためには、「自分の仕事への愛情」というものが大事になってくるのではないかと解説します。愛してもらう、満足してもらうために、まず自分たちが仕事に愛情を注ぐ、それによって顧客に満足してもらえるようになるというわけです。

穐田誉輝さんも同様な考えを持っています。事業が成功するポイントについて、穐田誉輝さんは、運と気合いが重要であると考えており、運は事業を始めるタイミング、気合いは、自分が一番サービスに詳しいという自負を持ち、仕事に臨む姿勢です。カラダノートヘの出資を行った際、穐田誉輝さんはかなり厳しい要求を行っています。その根底には、カカクコム時代に、物まねに負けるくらいなら死んだ方がマシという自負があったためで、1番手として、サービスを使わない理由をつぶしていけなど様々なアドバイスが飛び交いました。

また、ベンチャーキャピタルで働き、投資を行っていく中で、たくさんのお金がありながらも全くうまくいかなかった企業を穐田誉輝さんは数多く見てきています。お金で解決する話ではなく頭を使って価値を作り出していくことの大切さをカラダノートの経営者などに伝えていきます。

バフェット氏の投資原則とは違う部分があるかもしれませんが、気合を入れて仕事に臨むことは仕事に愛情を注ぐことと同じ意味と考えてよさそうです。穐田誉輝さんの行動原則とバフェット氏の投資原則は基本的に近いものがあります。穐田誉輝さんのような経営者になりたい人は、バフェット氏の言葉を参考にするのもいいでしょう。

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